群馬県北軽井沢の寛永寺(浅間山観音堂)を参拝しました。
鬼押し出し園という観光地の中にあります。
寛永寺(浅間山観音堂)
◯アクセス
群馬県吾妻郡嬬恋村鎌原492
◯駐車場 有り(100台以上)
◯所要時間 30分〜120分
◯規模 ☆☆☆☆☆
◯秘境度 ☆☆☆★★
◯奇勝度 ☆☆☆☆☆
調べたところによると、
浅間山観音堂とは、東京上野にある寛永寺の別院。
1783年に起きた浅間山噴火の犠牲者を弔う目的で1958年に勧請されたのだという。
なお、世界三大奇勝が一つと言われ、日本のポンペイと呼ぶ者もいる。
・・・・誰が言い始めたかはわかりませんが、世界とはまた大きくでましたね。
ですがその特異な光景はたしかに奇勝です。
こちらの寺院、まず参拝には拝観料が掛かります。また敷地には有料道路【鬼押しハイウェイ】を経由しないと入れません。なので拝観料と有料道路料金の2種が掛かるという・・・・まあいいけど。
また、車で数分のエリアには【浅間園】という博物館や子供が遊べるような施設があるんだとか。が、運営会社が別なんで、特別な紹介・案内はしていないようです。客としては一日使って両方を観光するのもいいんではないでしょうか。
更に、ここより数キロ北には【軽井沢おもちゃ王国】とかいう子供と遊べる施設もあるという。
つまりは一帯が観光エリアだということです。
ただし、賑わってはいない・・・
境内
まず観光するにあたりこのスポットはいくつかのルートがありますが、分けると以下
①行き:表参道⇒帰り:裏参道(30分)
②行き:表参道⇒帰り:高原植物観察ルート(45分)
③行き:表参道⇒奥の院ルート⇒帰り:裏参道or高原植物観察コース(1時間30)
となりそうです。
個人的には①の表参道⇒裏参道のルートで十分かなとは思いましたかね、奥は散歩コースで目玉となるスポットがあるわけではありません。景色は良かったです。
そんな境内ですが、拝観料を支払い入口のゲートを潜ると、レストラン風な建物と様々な溶岩石を紹介している案内板がお出迎え。
にしても平日だからか誰もおらず・・・土日は繁盛してるんだろか?
先を見ると門前仲町風の商店の並ぶ通りが見えますが、こちらは裏参道になりますね。
本当はここでお土産みたりお茶したりするんでしょうが、レストラン同様に閑散期だからかガラーンとしてました。
裏参道の左手にあるのは表参道の山門。
山門を潜ると、参道にはひたすら熔岩石が広がっている・・・そして浅間山の存在感がたまりません。晴れてれば最高だったんだがな。
一部の岩にはコケが自生してます。コケってこういうところにも生えるんですね。
ただ、目玉であるヒカリゴケはどこに生えてるのかわからず。他のスポットでも見たことはありますが、言うほど光ってはいない気がする。他と区別つきませんでした。
ずんずん進むと奥に朱色の社が。
なかなかに映える光景。
途中にある手水舎の水は飲めるのだという。地下水でやや暖かいとのことでしたが、時期のせいかまあまあ冷たい。
進むとくっきりと見えてきます、赤色の社が。
本殿の前には巨大な岩があるのだけど、なにやらキラキラ光ってます。近づいてみると小銭が隙間に埋められているのでした。
うーむ、考えるね・・・何の御利益があるのかはわからないけど。こういうのって、きっと誰かがなんとなくやったら周りもマネし始めたんだろうな、と勝手に思っている。
到着。本殿自体は新しく風情はなし。ただ全体でみるとアートですね。溶岩に囲まれている寺院なんてここしかないのではないか。
本殿から眺める浅間山。
いやーそれにしても・・・果てしない熔岩石・・・広がる北軽井沢の風景・・・・目の前にある浅間山の存在感・・・景観は文句無しに素晴らしい。
なにより、ここで犠牲になった人のことを思うと胸に込み上げてくるものがある。
時代が違えば、このように観光しながら平和に生きられたのな。
奥の院/高原植物観察ルート
参拝した後は【奥の院コース】を行ってみました。
このような感じの道をひたすら歩くという、浅間山と高原植物を眺めながら歩く散歩コースでした。
そんな奥の院ルートでの唯一のスポットといえばこちらの【炎観音】。奥の院にあたる観音堂に観音様が鎮座してます。
ルートを歩いてすぐの場所にあるので、時間がなければこのまま引き返してもいいんではないですかね。
最後は帰りのルートになる、【高原植物観察ルート】。こちらでは季節の植物と北軽井沢の絶景を眺めることができます。が、たぶん裏参道からでも良い景色を眺めることはできそうな気も。足に自信あり、時間ありならばこちらのルートを選ぶのがいいかと。
というわけで終わり。
行きは目の前に浅間山、帰りは広がる北軽井沢の景色を堪能できるという、なんとも贅沢な参道でした。
御朱印情報
いただいた御朱印です。
御朱印は本殿にて拝受できます。
最後に
賑わいはなく割と落ち着いたところでした。ただしマイナーな観光地というには規模や珍しさで考えるともったいない、県内有数の観光地だと思います。
ちなみに周辺のホテルで泊まるなら、とりあえずここのホテルは良かったです。
外国人多いけど・・
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それでは