栃木県の芳賀町にある、祖母井神社について紹介します。「そぼい」と読んでましたが「うばがい」と読むようです。
- 祖母井神社(うばがいじんじゃ)の概要
- 由緒・歴史(ざっくりで勝手な解釈を含む)
- 境内の様子と見どころ
- 御朱印情報(種類・期間限定等)
- 最後に
- 宇都宮市とその周辺の神社仏閣
- 栃木県の御朱印と近くの観光情報はこちら
祖母井神社(うばがいじんじゃ)の概要
創建 | 1145年 |
御祭 | 彦火火出見命(ひこほほでみのみこと)・須佐之男命(すさのおのみこと)・木花開耶姫命(このはなさくやひめ) |
御利益 | 産業発展・五穀豊穣・厄除け・良縁・安産(子授け) |
参拝の所要時間 | ~30分 |
境内の規模 | ☆☆★★★ |
本殿の彫刻 | ☆☆☆☆☆ |
アクセス | 〒321-3304 栃木県芳賀郡芳賀町祖母井749 |
社務所の営業時間 | 火・木・土・日10:00~15:00 |
駐車場 | 有り(10台程) |
最寄り駅 | JR宇都宮駅よりJRバス祖母井駅下車、徒歩1分 |
HP等 |
社務所の営業時間が変則的なので、御朱印を拝受されたい方は事前にご確認ください。
由緒・歴史(ざっくりで勝手な解釈を含む)
1145年に創建したとされる。
ただし元は北東の「上の宮」にて彦火火出見命(ひこほほでみのみこと)・須佐之男命(すさのおのみこと)が、東の「下の宮」にて木花開耶姫命(このはなさくやひめ)が祀られていた。
中世ではこの地を治めていた祖母井氏の崇拝を受けており、更に江戸時代中期には朝廷より「正一位星宮三社大明神」の神号を賜る。
が、1760年に「上の宮」が火災により焼失してしまう。それを機にか「上の宮」と「下の宮」を合祀して「星宮三社」となり、現在の場所にて祀られるようになった。
その後1873年に祖母井神社と改称し現在に至る。
なお1770年には当地の豪族である横堀仙右衛門により本殿が寄進され、今現在この本殿は栃木県の指定文化財となっている。
ということで。彦火火出見命(ひこほほでみのみこと)と木花開耶姫命(このはなさくやひめ)は古事記では父と娘の親子ということになっています。なので上と下宮にそれぞれ祀られてて一緒になったのはなんとなく腹落ちするんだけど、須佐之男命(すさのおのみこと)が彦火火出見命と一緒に祀られていたのはどういう経緯があったのか気になるところです。
境内の様子と見どころ
なんの花だったか忘れたけど綺麗。御朱印巡りをしていると花や木について詳しくなるらしいのですが、自分はさっぱりです。
最初に目についたのは川口松太郎の句碑。
この方は直木賞第一回目の受賞者らしく、有名な時代劇作家らしい。
そんな人のが何故ここに?ですが以前この祖母井に住んでいたらしく、「破れかぶれ」という小説にはこの神社の夏祭の様子を描いていたんだとか。
それで住むきっかけになった友達がいたのですが、その方が若くして亡くなってしまった際に残した句がこの「秋空の 晴れしが涙 さそいけり」、だそうです。
うーむ・・・エモい。
手水舎。今やこの花手水というものが当たり前になりつつある。
参道の途中にはお約束の稲荷神社。
拝殿は質素な造り。逆に後ろの本殿は装飾が煌びやかで派手さがあります。
拝殿の中にはフォトスポットぽい和傘。写真はいいそうなので取らせていただきました。
後ろの本殿に回ります。
こちらは栃木県の指定文化財に指定されており、芳賀町の社寺では唯一だそう。
保管のためか格子でよく見えないけども、確かに繊細で細かい仕事をされている(素人的な意見)。
拝殿の前には、この神社の目玉である「飛竜御柱」。
案内板によると東西南北にそれぞれ神獣が守護していて、ご利益もそれぞれあるんだとか。
東は青龍で出世や富、西は白虎で商売繁盛と家内安全、南は朱雀で除災招福、北は玄武で健康と長寿、という感じです。そして最後に中央を守護するのが黄龍で、社殿の屋根にも彫られている祖母井神社の神使とされてました。
東西南北のご利益にあやかりたい方角の所で参拝をし、絵馬を懸ければOKです。
飛竜御柱の脇には良縁結びの占い石なるものがありました。
これは先にもう一個石があるんですが、目をつぶったまま参道側の石から奥の石に辿り着くと良縁に結ばれるとのことでした。なるほど。
社殿の右手に回ると富士塚があました。富士山信仰でお馴染みである祭神のコノハナサクヤヒメにちなんだものかと思われます。
最後ですが御朱印を書いてる間、拝殿の中に通していただきました。
本殿と和傘のコラボということで美しい・・・写真も映える人には映えるんでしょう。
荘厳な本殿も正面から間近で見ることができて良かったです。
御朱印情報(種類・期間限定等)
祖母井神社の御朱印についてまとめます。
期間限定御朱印 | 有り(月替わり、他) |
種類 | 2種~ |
サイズ | 片面・両面 |
カラフル系 | 有り |
手書き | 有り |
初穂料 | 500~1000円 |
基本は月替わりの御朱印です。
夏詣や特別な祭事では期間限定の御朱印が出ることもあるようですが、詳しくはHPやSNSでご確認ください。
それで今回いただいたの御朱印はこちら。
見開きの月替わり御朱印をいただきました。
最後に
祖母井て変な地名だなーと思い調べると、この地域にある「姥が池」が由来らしく、日光を開山したという勝道上人(しょうどうしょうにん)が生まれた時にこの池の水が産湯として使われたのだとか。ちなみにグーグルマップで調べるとロマン公園という名称の閑静な公園になってました。
そんな祖母井あらため芳賀町は宇都宮から車ではそう離れていないところでしたが、いい意味で昔を感じさせるような、田舎に帰ってきたような気持ちになる町でした。
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