鎌倉御朱印巡りを堪能する
とはいえ、神社仏閣が多すぎてどこをどう行ったらいいのかさっぱりわからん・・・というわけでわからないなりに調べてたところ
〇外せない鉄板、人気の神社仏閣
〇鎌倉五山巡り
以上の社寺に絞り参拝することとしました。
今回は【鎌倉五山巡り】について記事にします。
なお、鎌倉~江ノ島までの全ルートはこちらにまとめています。
- 鎌倉五山とは何か?
- スポット情報(アクセス・ルート・所要時間・駐車場等)
- 円覚寺(えんがくじ)
- 浄智寺
- 建長寺(けんちょうじ)
- 浄妙寺
- 御朱印情報
- 最後に
- 神奈川県の御朱印と記事一覧、近くの歓呼スポット情報はこちら
鎌倉五山とは何か?
臨済宗の寺院を格付けした制度で、鎌倉における寺院の上位五寺のことを指す。他に京都五山、更には最上位の五山之上という寺格がある。
時代によって五山に入る寺院の順位は変動したが、最終的には現在の寺院で決まっている。
その寺院とは
第一位:建長寺(けんちょうじ)
第二位:円覚寺(えんがくじ)
第三位:寿福寺(じゅふくじ)
第四位:浄智寺(じょうちじ)
第五位:浄妙寺(じょうみょうじ)
である。
というわけで今となっては格上下などどうでもいいけど、当時は政治的な思惑があったんでしょうね。宗教の世界も世俗が絡むと大変だよな・・・
スポット情報(アクセス・ルート・所要時間・駐車場等)
■建長寺 (けんちょうじ)
◯アクセス 神奈川県鎌倉市山ノ内8
◯駐車場 (有り)
◯所要時間 30~60分
■円覚寺(えんがくじ)
◯アクセス 神奈川県鎌倉市山ノ内409
◯駐車場 (有り)
◯所要時間 30分~60分
■寿福寺 (じゅふくじ)※未参拝
◯アクセス 神奈川県鎌倉市扇ガ谷1-17-7
◯駐車場 未
◯所要時間 未
■浄智寺(じょうちじ)
◯アクセス 神奈川県鎌倉市山ノ内1402
◯駐車場 (有り)
◯所要時間 ~30分
■浄妙寺(じょうみょうじ)
◯アクセス 神奈川県鎌倉市浄明寺3-8-31
◯駐車場 (有り)
◯所要時間 ~30分
・ルートと時間について
順位関係なく無駄に歩かないよう参拝します。
円覚寺・浄智寺・建長寺は県道21号線沿いにあり、北鎌倉駅から鶴岡八幡宮まで向かう途中で立ち寄れます。
寿福寺はルートからやや離れており、他の社寺と組み合わせて訪問するのが難しい・・・今回は訪問していません。鎌倉駅から、王道スポットの銭洗い弁才天と一緒に参拝するのがいいでしょうか。
浄妙寺は鎌倉駅からバスで10分程です(浄明寺前で下車)。行き・帰りともにほぼ15分間隔ででていますが、行きは混んでるのでタクシーで行ってもやむなしかもしれません(タクシー代:1000円程)。
以上のルートで、五山のみの参拝なら1日で充分回れます。実際には半日ちょっとです。
・車、拝観料について
まず多くの社寺を回るなら車を使わないのが無難。どこいっても駐車料金とられるし、目的地に着くごと探す・乗り降りするのが面倒くさい・・・パーキングに長時間停めとくのも結構高い・・・足腰悪くなければ電車でくるのが確実です。
その他、どこいっても大抵は拝観料かかります(100~500円)。多くの社寺を巡るなら予算は多めに見積もったほうがいいです、仕方ないけど・・・
円覚寺(えんがくじ)
北鎌倉駅の目の前に構えているのがこの円覚寺。五山第二位だけあり存在感が抜群です。
ー円覚寺とはー
臨済宗円覚寺派の大本山、すなわち数ある円覚寺の発祥の寺である
北条時宗が開基し、無学祖元が開山した。例えるなら開基=出資者・開山=起業者のようなものである。
北条氏がかつて元寇で亡くなった者たちを埋没するべく創建した
とのこと。間違ってたらすいませんが。
それと朝の8時から参拝できるのが地味にうれしい。たくさん巡ろうと思うと時間ないので。
中に入ると早速現れる山門・・・ではなく三門なんだそうな。
山門は寺の門全般を言うが、三門は禅宗の寺院に見られるこの二重屋根が特徴の門なのだという。
そんな門だが、三解脱(三空・無相・無願)を象徴しており、煩悩を取り払い涅槃・解脱な世界の仏殿に至る門とされている・・・とのこと。
なるほど、参拝の前に下世話な心を捨ててこいというわけですね。
門をくぐると開かれた境内。五山第二位なだけあり広く奥行きがあります。
本尊が祀られている仏殿は目の前にあり。拝観すべく中に入ると
ぬううぅぅぅっっ・・・
こ、これは、なかなかどうして唸るものがあるな。関東大震災で全焼してしまい、その後再興した仏殿なようだけど、天井は高く貫禄がある。
観光、参拝客の多い寺院ですが納得。
まずこの本尊。【宝冠釈迦如来】と呼ばれ、その名の通り冠を被っているという珍しい如来像でした。しかしなんで冠つけたんだろ?
そして天井には【白龍の図】と呼ばれる天井画が描かれてます。龍の爪が三本なのが特徴で、後に行く建長寺の黒龍は五本で描かれてます。
しっかしまあ、いずれも圧巻なり。
というわけで今回は仏殿を拝んで終わりましたが、境内は広く奥には庭園と弁天堂があります。
弁天堂では本尊とは別の御朱印をいただけるようなので、何がなんでも欲しい人は行ってみてはどうでしょう。
浄智寺
円覚寺からみて、駅の反対側にあるのがこちらの浄智寺。
ー浄智寺とはー
先の円覚寺派の寺院。
北条師時が開基し、南州宏海その他が開山した。
五山でもあり、鎌倉七福神が一寺の顔ももつ寺院である。
このお寺はどでかい観音様や迫力ある建築物はありませんが、雰囲気が気にいりました。
そう、歴史のことはよくわからないがパワースポッター的には雰囲気が全てよ。
本殿には阿弥陀如来・釈迦如来・弥勒如来の三体が祀られており、三世仏と呼ばれるのだという。
それぞれ過去、現在、未来を表しているのですと。なるほど、オーラでてるな。
時を司るものは例外なく強い・・・・大抵はボスキャラである
何言ってんだ?と思われがちですが、なんとか感覚でわかってもらえれば。
境内は情緒あり。岩山をくり抜いたような場所にあって自然との調和を感じる。
途中、ちょっとした洞窟を潜るのも面白い。
穴を潜って出た先には七福神の布袋様がいました。
ここは五山でもありますが、七福神が一寺としての顔をもつのも特徴です。
うーむしかし良い表情かな。皆に触られてお腹の色変わってるけど。
建長寺(けんちょうじ)
北鎌倉より15分程歩くと辿りつくのがこちら建長寺。
ー建長寺とはー
鎌倉五山の筆頭である寺院
臨済宗建長寺派の大本山であり、すなわち数ある建長寺の発祥の寺である
北条時頼が開基し、大覚禅師が開山した
なるほど、ここで気づきましたが鎌倉の寺院て北条氏によるものなんですね。鎌倉なんだからそりゃそうか。うーむ勉強になった。
普段歴史はおいといて雰囲気で楽しむもんでね、無知は嫌だね。
境内は広し。そしここもまた三門が見事・・・
そして境内の中心には仏殿がずっしりと構えているのですのが、中を拝観すると
でえええけえええーーーーー!!!
いいいいかん。たぎるぞ・・・俺の中の男があ!
なんでもこちら、関東でも最大級のでかさなのだという。且つ、いーい感じに古臭く歴史を感じさせる趣きがある。天井の鳳凰画も寺院の格式の高さを感じさせるなあ
これが五山一位の実力というわけだ・・・なかなかに興奮したべし。
さらに仏殿の後ろには法堂があり。
ここにも圧巻の黒龍の図が描かれてました。
先の円覚寺では白龍であり対比されてるのが興味深い。そしてこちらの龍の爪は5本です。
調べたところによると、中国では龍は天子とされており、属国である朝鮮半島では4爪の龍しか許されなかった。そして日本では3爪の龍が伝わったんだとか。
なにおうっ馬鹿にしてんのかオラー!!みたいなコメントしとけばいいですかね・・・何はともあれここの龍は五本爪です。
そんなこんなで建長寺。奥には本殿に展望台もありじっくり回ると1時間はかかりそうです。それぐらい規模がでかい。
五山巡りに縛られず、鎌倉観光の際は必須の観光スポットといえるだろう。
浄妙寺
五山の寺院でもだいぶ離れたところにあるのがこちら浄妙寺。鎌倉駅から歩いてくるのは無理ではないがきついです。
ー浄妙寺とはー
先の臨済宗建長寺派の寺院である
足利義兼が開基し、退耕行勇が開山した
鎌倉五山であり、三十三観音霊場第9番の顔をもつ寺院でもある
うーむ。他の寺は北条氏ゆかりの寺だが。ここは足利氏?それでやや離れてるんだろか、と浅はかな予想。
それで五山最後のこちらの寺院、他と比べて地味落ち着きがあります。
うーむ、見所はどこかと言われると答えるのは難しい、か・・・?時期により境内の花が綺麗に咲きそうですけど。
ただこういう静かな境内が好きなので個人的には良い。やはり観光地である鎌倉は人に疲れます。
それに近くには王道の観光地らしい報国寺や杉本寺もあり。後に一緒に訪問させていただきました。
本殿の横にはお茶処があり、更に裏手を登っていくと石窯ガーデンパレスというイタリアンレストランがありました(本殿から10分程歩きます)
この辺りに飲食店は多くなさそうだったので、一息つくには良さげです。
御朱印情報
いただいた御朱印です。
円覚寺 / 建長寺
浄智寺 / 浄妙寺
浄智寺は七福神巡りの御朱印をいただきました。
寿福寺は今回は参拝できず・・・また行かなきゃな。
最後に
五山巡りについては円覚寺・建長寺はじっくり見ようとすると時間がかかりそうです。
この2寺は五山巡りには収まらず鎌倉観光の王道みたいですね。
また鎌倉には五山の寺院だけではなく、巡るべきところがまだまだあります。
他に七福神巡りと有名・人気所をまとめた記事を以下に載せておきます。
~準備中~
神奈川県の御朱印と記事一覧、近くの歓呼スポット情報はこちら
・神奈川県の御朱印、パワースポット記事一覧はこちら
・鎌倉周辺の観光スポットはこちらで確認できます
それではっ