栃木県の奥日光にある日光山温泉寺(にっこうざんおんせんじ)を参拝しました。
一緒に奥日光の湯元温泉街も観光しています。
- 日光山温泉寺(にっこうざんおんせんじ)
- 温泉寺の境内~湯の平湿原と源泉
- 野生の動物現る
- その他、温泉街の見所
- 御朱印情報(種類・限定等)
- 最後に
- 栃木県の御朱印(おすすめ・限定情報含む)と記事、近くの観光情報はこちら
日光山温泉寺(にっこうざんおんせんじ)
◯アクセス
栃木県日光市湯元2559
◯駐車場 有り(100台以上)
◯所要時間 ~45分(入浴しない場合)
◯規模 ☆☆★★★
◯秘境度 ☆☆☆☆★
◯野生動物 ☆☆☆☆☆
・車で訪問する場合、近くに大型の無料駐車場があります。
・内湯があり、温泉に浸かることもできます。
・日光湯元温泉は小さな温泉街なので、徒歩でいろいろと散策してみるのがおすすめです。
日光湯元温泉について
勝道なる方が発見したとされる温泉。
日の当たり具合によって緑がかったり白かったりと変色する濁り湯なのが特徴で、これぞ温泉!的な湯に浸かることができます。
それもほとんどの旅館やホテルが源泉掛け流しなんではないですかね。
無料の大型駐車場前には観光案内所がポツンと建ってます。
この日は4月下旬だというのに未だに雪が残っているという。寒い日はこの時期でも氷点下になるんだとか。
早朝ということもありますが、シーズンオフ時はこのように閑散です。走行している車とは数台しかすれ違いませんでした。
大型バスがどことなく虚しさを感じさせます。
ただ、紅葉の時期や冬場に開催されるというイルミネーション期間は多くの人が観光に訪れるみたいです。
自分は寂しいくらいが丁度いいのでこの日に来て正解でした。
温泉寺の境内~湯の平湿原と源泉
ー温泉に入れる寺院ー
無料駐車場から徒歩数分であり、湯元温泉の源泉隣にあるのがこちらの寺院です。
由緒によると
世界遺産である日光山輪王寺の別院
日光を開山し、湯元温泉を発見した勝道上人が病苦を救うべく薬師瑠璃光如来を祀ったことが始まりとされている
だそう。
この寺には薬師湯と呼ばれる内湯があります。温泉に入れるお寺は全国的にも珍しいんだそうですね。
今でこそ誰でも入浴料を支払えば入ることができますが、当時は一部の人しか入ることができなかったんだとか。
ちなみに入浴できる開湯期間は4月の下旬から11月までです。冬場は閉湯しています。
参道を進むと見えるのは内湯のある寺務所が見えます。
本殿は右奥にありました。
そして参道はこちらの湯の平湿原に繋がってます。更にその先には湯元温泉の源泉があります。ここまできたら源泉まで散策してみたいところ。
湯の平湿原はこのような通路をのーんびりと進みます。この日は早朝から活動を開始しましたが、朝の空気が本当に気持ちいい。湯本温泉で宿泊して次の朝から伺ったのは正解でした。
先を見ると源泉の湯気が見えてきます。ウグイスやらカモやらの鳴き声が情緒を感じさせてくれる。
そしてここか源泉の地。軽く湿地帯になってるので靴が少し汚れるかもしれません。
ただ板が張ってあるのでほとんど気にすることなく歩けます。
ところどころの温泉溜まりが色がかり湯気がたってて面白い。硫黄の匂いがたまらん。
観光地らしい整備された感はありませんが、そこがまた良いかも。
遠くを眺めると手前から源泉、湿地帯、白根山が連なっている、なかなかの絶景でした。
野生の動物現る
源泉も観光したところで温泉寺を参拝すべく、今きた道を戻ります。
と、その時でした。
野生の鹿、現る
何気に湿原を眺めているとさっきまではいなかった鹿が草を食べてます。向こうもこちらを見つけたようですが、距離があるためか逃げようとはせず黙々と食べてました。まさかここで鹿に出会えるとは・・・・
この他にカモや猿も見ましたが、やはり鹿のほうがインパクトはあります。
そうして参道に戻ったその時でした
っっっ!!!!!!!
いつからなのか
その鹿は、じっとケンボーをガン見していた
(・・・まずいな・・・景色と同化してこの距離まで全然気付かなかった。というかまさか寺の参道にまでいるとは・・・・完全に奴の射程距離内に入ってしまっている。
草食とはいえ野生。背中を向けたらいきなり突進してこないだろうな)
ケンボーはカメラを向けてみたが、鹿は目を逸らすことなく、ケンボーだけを見ていた
警戒を怠っていない
鹿「・・・・・・」
ケンボー「・・・・・・・」
鹿「・・・・・・」
ケンボー「・・・・・・・」
(こ・・・・このやろう。いつまでガン見している、動けないじゃーないか!!写真も撮ったしもういいよ!!早く行け!!!)
とかなんとかな時間が1分程続いただろうか。
その後別の参拝客が現れたところ
のこのこと湿原の中に入っていきました。
後からきた老夫婦が「あらあら動かないで作り物みたいねー」とか言って余裕な感出しているところがさすが。
自分はぶっちゃけ少しびびってしまったんですけど。
後に地元の方から聞いた話だと、最近は人間慣れしてきていて店の前にくる時もあったようです。石を投げて追い払ってはみたものの、ちゃっかり植木を食べられたりしたんだとか。
うーむ、地元民から見たらかわいいだけではないんだよねえ。
とはいえ、野性の動物を見ることができるとは事前に調べて知ってましたが、まさかここまで間近で見れるとは・・・・いっそ奈良の鹿公園のように観光資源として有効活用すればいい気がします。
その他、温泉街の見所
その他、せっかくなので以下のスポットも散策しました。
・湯の湖
・温泉神社
温泉街をぐるっと巡ってみましたが、見る場所といえばこれくらいかな・・・日光東照宮エリアや中善寺湖エリアのように観光スポットがたくさんあるわけではありません。
温泉にゆっくり漬かることが目的のエリア ですね。
湯の湖
白根山からの水と湯元温泉からの湯が混ざりこんでいるという湖。湖の周りは戦場ヶ原まで続くハイキングコースがあったり、ボートを漕いだりできるようです。これは釣りもするんだろか?
レストランとお土産屋も畔にあってシーズン中は観光客がいるのかもしれませんが、この日は誰一人おらず。
いや、一人だけ絵を描いてました。
実にのどかです。
温泉神社
温泉寺があるなら神社も有り。寺とセットで参拝したいのがこちら温泉神社です。
由緒によると、勝道上人が日光湯元温泉を発見。その後温泉の繁栄を願ってこの神社を創建したとされています。
階段はまずまずの急勾配でした。
拝殿からは奥湯本温泉の町が一望できます。
ちなみに御朱印はありますが、ここではいただけません。
中善寺湖エリアにある、【日光二荒山神社中宮祠】でいただくことができます。
御朱印情報(種類・限定等)
最後にいただいた御朱印を紹介します。
<御朱印の特徴>
限定御朱印:有り
・御朱印は書置きのみ
・通常御朱印と、写経を書くといただける限定の御朱印がある
・御朱印がいただける期間は、開湯している4月下旬~11月末まで
今回は写経をして限定の御朱印をいただきました。それがこちら
通常は白ですが、写経するといただける御朱印(左)は金紙になります。
また温泉神社の御朱印(右)も二荒山神社中宮祠でいただきました。
写経と入浴の受付はこちらの務所にて。呼び鈴鳴らすと受付に来ていただけました。
写経はこちら本殿内に案内され書かせていただけます。時間はおおよそ15分ほどで、書いた写経は毎年8月8日の「野天採燈大護摩供」でお焚き上げされるそうです。
最後に
参拝目的とはいえ、日光山温泉寺は観光地としても見応えがありました。賑わいのない場所ですがそれがいい!なにより野生の動物を近くで見れたのは、今になって思うとちょっと、いやかなり楽しかったかも・・・そして源泉や湯の平湿原はゆっくり時間が過ぎるような雰囲気良好なスポットです。
日光については東照宮エリアからこの奥日光までをほぼ全て巡ってみたつもりですが、観光するならば自分はここをおすすめします。
その他、日光市内の神社仏閣と行って良かった観光地はこちらの記事にまとめています。
栃木県の御朱印(おすすめ・限定情報含む)と記事、近くの観光情報はこちら
・栃木県内の御朱印とパワースポット記事一覧はこちら
・奥日光、日光市の観光スポットはこちらで確認できます
それではっ