栃木県の下野市にある、薬師寺八幡宮の様子と御朱印について紹介します。
- 薬師寺八幡宮(やくしじはちまんぐう)の概要
- 由緒・歴史(ざっくりで勝手な解釈を含む)
- 境内の様子と見どころ
- 御朱印情報(種類・期間限定等)
- 最後に
- 下野市とその周辺の神社仏閣
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薬師寺八幡宮(やくしじはちまんぐう)の概要
創建 | 875年 |
御祭 | 誉田別命(ほんだわけのみこと※応神天皇)・玉依比売命(たまよりひめのみこと)・息長帯比売命(おきながたらしひめのみこと) |
御利益 | 災難除け・厄除け・方位除け |
参拝の所要時間 | ~40分 |
境内の規模 | ☆☆☆★★ |
社殿カッコイイ | ☆☆☆☆☆ |
アクセス | 〒329-0431 栃木県下野市薬師寺1505 |
営業時間 | 8:30~16:00 |
駐車場 | 有り(10~20台)) |
最寄り駅 | JR自治医大駅より2.6キロ(徒歩35分) |
HP・SNS等 | ツイッター(@yakusijihatiman) |
由緒・歴史(ざっくりで勝手な解釈を含む)
875年、清和天皇の命により京都の石清水八幡宮から勧請されたことが始まりとされる。
勝利の神としての信仰に加え、薬師寺という朝廷からの命で且つ重要とされた寺がかつてこの地にあり、その鎮守としての役割ももっていたのだという。
当時、日本の東側には蝦夷と呼ばれる朝廷に歯向かう者たちがいた。
中でも安倍氏という一族は巨大な勢力をもっており、従わせたい朝廷は1056年に源頼義を派兵して討伐作戦を開始する!(後に前九年の役と呼ばれる)
が、その進軍途中においてこの地で合戦となり、神社の社殿は焼失してしまう。
八幡宮を信仰していた頼義もさすがに「やりすぎた。ご、ごめん」と思ったのか、帰る途中に神社へ立ち寄り弓矢を奉納したりケヤキを自ら手植えしていったのだという。
その社殿であるが、江戸時代には無事再建され現在に至る。
とかなんとか、長い歴史を持つ神社のようです。由緒からは逸れてこの安倍氏について調べると面白いのが、あの安部普三元総理大臣の先祖だということ。本当かいな?と思うけど本人も公言してるとか・・・でも財閥や政治家の先祖はだいたい偉い家柄出身だし事実ではないですかね。
境内の様子と見どころ
まず、薬師寺八幡宮の入り口には天狗雷電神社が祀られています。なので先にこちらを参拝。
創建年は不明なようですが、京都の賀茂別雷神社より神様を勧請したとされるそうです。
伝説によるとある農夫がお参りしていると天狗に姿を変えた大神が現れ、それ以降災害が起こらなくなったのだという。元は雷電社だったが、その出来事から天狗山雷電神社と改められたそうな。
伝説は事実をもとに描かれるというので、一体何があったんでしょう。
社殿には天狗の面がズンっと立て掛けられてました。
天狗雷電神社を参拝した後は隣の薬師寺八幡宮へ。
鳥居をくぐると直線に灯篭が並ぶ参道があり、この類は個人的に情緒を感じて好きな参道です。
こちらは手水舎。龍の口から神水が出るタイプで右隣には夢福神がいます。
※夢福神=①架空の妖怪バグの化身とされ、悪い夢を食べていい夢を見させてくれる神様②ビジュアルがかわいいマスコットキャラ風になっている③栃木県内の神社9社で祀られている(他の県にもあるのかな?)
後ろに描かれてる武将は頼義ですかね。
参道の途中にあるのがカエルの絵馬と妙にリアルなカエルの石像。
うーむ、これは「無事に帰る」的なやつかなと。
カエルの反対側にはフクロウが祀られている鷲宮神社。社の後ろには御神木があり以前はフクロウが住み着いていたことや、縁起のいい鳥ということで祀られているそうです。
社殿前までいくと右手にあるのが「垂乳根銀杏(たれちちねいちょう)」。
垂れた乳てなんだろうと上を見上げると、
確かに垂れてマニア向けな形をしている。
一緒にいた相方(おばさん)の乳みたいだと呟いたら速攻うるせーハゲと反撃を食らい私の負けは確定した。
正面に建つ拝殿。
栃木県の有形文化財に指定されているようで、黒を基調として重厚感がある社殿です。語弊がないけどカッコイイ。
神紋は左三つ巴。気にしたことなかったけど八幡神社系に多いデザインらしいですね。
形の由来は諸説あるが、その一説では弓道の道具からきてるとか。だとすると弓矢の達人とされる御祭神の誉田別命(ほんだわけのみこと)=応神天皇にも繋がることにはなる。
拝殿後ろの本殿。拝殿と同じく質素な造りなんだけどそれがいい。
拝殿の隣にあるのが八坂神社で、元々は近所にあった神社を遷宮したらしい。こちらの社殿は最近建てられたのか新しめ。
更に奥には
・千勝神社(必勝の神)
・五条天満宮(学問の神)
・稲荷神社(商売の神)
・奥宮金精様(家庭の神)
と人生において重要な要素を成就させる各分野の神様が勢ぞろい。もうこの神社にお参りすれば全てが事足りるな・・・
先には、その神様たちが鎮座しておられる。
一番奥にあった金精様。どんな神様?と思ったけど案内板に道教と書かれていたのには思わず笑ってしまった。祀られてる石は男根の形。
※道教とは、坊主でありながらその凄まじい絶倫力と巨根を持って女帝をたぶらかし権力を握り、天皇になっていたかもしれない人物であり男のカリスマ(あくまで都市伝説)
立派な七福神像もずらり。でも全員揃ってるわけじゃないようで至福神社と名付けられてます。
その他、裏手には日露戦没者を祀る祖霊社や庚甲(こうしん)様=猿田彦命を祀っている神仏習合の名残と思われる祠がありました。
御朱印情報(種類・期間限定等)
薬師寺八幡宮の御朱印についてまとめます。
期間限定御朱印 | 有り:月替わり |
種類 | 4種 |
サイズ | 片面・見開き |
カラフル系 | 有り |
手書き | 有り |
初穂料 | 500円~1000円 |
薬師寺八幡宮、雷電神社、千勝神社の各御朱印と、特別大判御朱印(見開き・書置きのみ)を月替わり毎に模様を変えて用意してます。
それで今回いただいたのは御朱印がこちら。
特別大判御朱印をいただきました。
最後に
だいたいは御朱印集めを趣味にしてる人かと思いますが、平日でも参拝客がちらほらいらっしゃって人気のある神社だと思いました。ただそういうの抜きにしても雰囲気があり参拝するのにおすすめの神社です。
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